認知症
調布市・三鷹市・府中市近隣にお住まいの飼い主様へ
こんにちは☺️西調布犬猫クリニック 獣医師の佐藤です🐶
最近、愛犬や愛猫の行動が変わったと感じることはありませんか?
夜中に意味もなく歩き回ったり、以前のように遊ばなくなったりといった症状は、認知症の兆候かもしれません。
ペットの高齢化が進む中、認知症の早期発見と適切なケアがますます重要になっています。
今回は犬猫の認知症について、原因や症状、対策、そして治療法まで詳しく解説します。大切なペットの健康を守るため、ぜひ最後までお読みください。
[犬猫の認知症とは?]
犬や猫も人間と同じように加齢に伴い認知症を発症することがあります。認知症とは、脳の老化によって神経細胞がダメージを受け、行動や記憶に異常が現れる病気です。
調査によると、10歳以上の犬の約28%、15歳以上の猫の50%以上が認知症の症状を示すと言われています。早期発見と適切な対応が、ペットと飼い主の生活の質を保つ鍵となります。
[犬猫の認知症の症状]
認知症の症状は犬と猫で少し異なりますが、以下の共通点が見られます。
①行動の変化
・夜中に意味なく歩き回る(徘徊)
・家の中で迷子になる
・突然攻撃的になる
②生理的な変化
・トイレを失敗する頻度が増える
・食欲が極端に増える、または減る
③感情の変化
・飼い主に無関心になり、以前のように遊ばなくなる
・不安や興奮が増え、落ち着きを失う
[犬猫の認知症の予防方法]
認知症を完全に防ぐことはできませんが、日々のケアで発症リスクを軽減できます。
・バランスの良い食事
DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を含むフードや、抗酸化作用を持つビタミンEが効果的です。
・適度な運動
散歩や遊びを取り入れ、脳を活性化させましょう。
・知育玩具の活用
知育玩具は脳を刺激し、認知機能の維持に役立ちます。
・定期的な健康診断
年に1~2回、動物病院で健康診断を受けることが重要です。
[認知症の治療法]
認知症の治療では、症状の進行を遅らせることを目指します。以下の方法があります。
・サプリメントや食事療法
DHAは、脳が活性化し、記憶力や集中力、判断力を高めるといわれています。
レシチンは摂取することで記憶力や集中力の向上につながり、ビタミンEは抗酸化作用があるといわれています。
これらの成分が含まれるサプリメントや食事の使用で症状の緩和が認められる事があります。
当院ではAKTIVAIT(サプリメント)やPURINAの二ユーロケア(食事療法)、健康をサポートするサプリメントなどのご用意がありますので、気になる方は、是非ご相談下さい。

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・薬物療法
神経伝達物質のバランスを整え、症状を緩和するものがあります。
・環境の調整
不安や混乱を防ぐために、居住環境をペットにとって安全で快適なものにしましょう。
・ストレスの軽減
マッサージやリラックス効果のある音楽を活用してペットのストレスを軽減しましょう。
[まとめ]
犬猫の認知症は避けられない課題かもしれませんが、飼い主の知識と行動で症状を緩和し、充実した時間を過ごすことができます。
調布市・三鷹市・府中市近隣で愛犬・愛猫の認知症にお悩みの方は、ぜひ西調布犬猫クリニックまでご相談ください。
大切なペットとの生活を一緒に支えましょう。