心臓病
調布市・三鷹市・府中市の飼い主様へ
みなさんこんにちは。
西調布犬猫クリニック 看護師の山賀です。
病院に通っている子の中でも心臓病を患っている子がいますので、今回は心臓病に着目してみようと思います!🙌
心臓病は早期発見・早期治療が重要であり、適切な対策を講じることで病気の進行を遅らせることができます。
「最近、愛犬の咳が増えた気がする」「愛猫がすぐに疲れてしまう」——このような変化が見られたら要注意!心臓病の兆候かもしれません。
〜心臓病の種類〜
犬や猫に見られる主な心臓病には、以下のようなものがあります。
・犬の僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)
小型犬や高齢犬に多く見られる疾患で、心臓の弁が正常に閉じなくなることで血液が逆流し、心臓に負担がかかる病気です。初期は無症状ですが、進行すると咳や呼吸困難が見られるようになります。
・.猫の肥大型心筋症(HCM)
猫に最も多い心臓病で、心筋が厚くなり、心臓の働きが低下する病気です。特にメインクーンやラグドールなどの品種に多く見られます。症状が出にくいため、定期的な健康診断が重要です。
・犬の拡張型心筋症(DCM)
大型犬に多く見られる病気で、心筋が薄くなり心臓の収縮力が低下します。進行すると心不全を引き起こす可能性があり、早期発見と適切な管理が必要です。
〜犬猫の心臓病の症状〜
心臓病の初期症状は気付きにくいことが多いです。以下の兆候が見られたら注意しましょう!
✅ 咳が増えた(特に運動後や夜間に多い)
✅ 呼吸が速い・浅い(安静時でも息苦しそうにしている)
✅ 疲れやすい(散歩を嫌がる、すぐに座り込む)
✅ 食欲不振・体重減少(血流が悪くなることで食欲が落ちる)
✅ 舌や歯茎の色が青白い(酸素不足のサイン)
これらの症状が見られた場合は、できるだけ早く動物病院での診察を受けましょう。
〜犬猫の心臓病の予防法〜
心臓病を完全に防ぐことは難しいですが、以下の対策でリスクを減らすことができます。
🩺 定期的な健康診断:年に1〜2回の検診で早期発見を心がけましょう。 西調布犬猫クリニックでは年に2回血液検査キャンペーンを行っておりますので、ぜひご活用下さい。
🏃 適度な運動:無理のない範囲で適度に体を動かしましょう。
💊 寄生虫予防:特にフィラリア症は心臓に大きな負担をかけるため、予防薬の投与を忘れずに!
〜犬猫の心臓病の治療法〜
心臓病の治療は、病状や進行度に応じて異なります。
💊 薬物療法:心臓の負担を軽減する薬、血圧を調整する薬などを使用します。その都度その子に合わせてお薬を調節していきます。
🍽 食事療法:ナトリウム(塩分)・リンの制限や特定の栄養素を補う食事が推奨されることがあります。
治療は長期間にわたることが多いため、担当医と相談しながら適切な管理を続けることが大切です。
「うちの子、大丈夫かな?」と不安を感じたら、迷わずご相談ください。
愛するペットが健康で長生きできるよう、私たちが全力でサポートいたします!