秋深く内視鏡洗う夜に腸を思ふ
いやはや、秋も深まり寒くなってきましたね〜
思えばもうすぐ11月ですね。本当に時が過ぎるのは早いもので・・・
突然ですが皆様、一年は何分かご存知でしょうか。
その答えは・・・525600分です これを多いとおもうか少ないと思うかはそれぞれだと思いますが、
私ははじめて知った時はなんとなく「それしかないんだ」と思い、焦ったことを思い出します。
高校生の時、ラグビー部のコーチが気持ちの入っていない練習をしている私たちに対して
「あと試合まで何日あるって考えるな! 時間で考えろ。一週間あったって一日3時間しか練習しないのだから21時間しかないんだ、丸一日もないんだぞ」って言っていたのが今となってはすごく心に響きますね。
今年も1月1日に2016年が始まったと思っていたらあっという間にあと2ヶ月で終わりです。
さあどうしよう 2016年も残り2ヶ月 何かしなきゃ・・・
そんなことを考えながら昨日、一人で夜中に、内視鏡の洗浄、消毒をしておりました。
(しかも細いのと太いのを両方使ったので時間も2倍かかりしんどすぎました・・・)
そんなことはさておき内視鏡といえば、最近、慢性的な嘔吐・下痢がみられた際に内視鏡生検を行うことが多いのですが
IBD(炎症性腸疾患)という病理診断がでることが増えているなと感じます。なぜかな?わかりません・・・
ちなみに現在、日本では人でIBDと診断される方が非常に増えているそうです。可能性のある原因としてあげられているものの1つに清潔すぎることや食生活の欧米化などがあげられています。発展途上国ではIBDはあまりないそうです。アレルギーと同じように清潔すぎることは過剰な免疫の異常を引き起こしやすくなるのかな〜と。
犬猫に置き換えてみても昔と違い、完全室内飼育が増えてきて清潔な環境で生活している状態がほとんどですよね。ゴハンもしっかり管理されていて、悪くなったものを食べるなんてあり得ないですものね。
そういう状況が犬猫の寿命をのばしているのも確かなので決して否定はしませんが、その反動としてIBDのような現代病が増えるのも納得できるような気がします。
私自身もアトピーに喘息持ちでお腹も弱いという現代病の代表みたいな人間ですが、人にとってもワンちゃん・ネコちゃんにとってもなかなか難しい時代ですね〜
ps:ちなみにうちのポーさんもIBDです。ステロイドとゴハンでコントロールできていますがステロイド減らしすぎると軟便になります。